当社は、工作機械の主軸となるスピンドルや金型部品などに金属加工を施し、大型機械を扱う自動車メーカーなどへ納入しています。内径・外径・平面研削および協力会社との連携によるプロファイル・ジグ研削・ワイヤー加工、また材料からの一括製造も承っています。
ここでは、当社の主力事業である精密研削加工についてご紹介します。
精密研削加工とは
研削砥石を用いて、工作物の表面から不要な部分を削って仕上げる加工法が精密研削加工です。所定の寸法精度の確保を目的としていますので、高精度な加工が可能です。
当社では現在、工作機械が5割、金型が3割、建設機械等が2割の比率で研削加工を行っており、単品だけでなく小ロットでの発注も承っています。
主な研削加工の種類
内径研削
工作物だけでなく砥石も回転させ、工作物の穴の内面を仕上げる加工法が内径研削です。砥石一つでさまざまな穴径の加工に対応できます。主にベアリングやギア、シリンダーなどの製品に内径研削が用いられています。
※当社では科学計器研究所社および大成社製の内径研削盤を使用しています。
外径研削
工作物を回転させながら、砥石を押し当てて外面を仕上げる加工法が外径研削です。その寸法精度はフライス盤や旋盤よりも遥かに高く、砥石の材質にダイヤモンドやCBNを使用すれば、どのような材料でも削ることが可能です。
※当社ではシギヤ精機製作所社製の円筒研削盤を使用しています。
平面研削
工作物をテーブルに固定し、回転砥石を押し当てて平面に仕上げる加工法が平面研削です。表面を磨くのではなく削りますので、高い面粗さと寸法精度を両立して実現できます。
※当社では岡本工作機械製作所社製の平面研削盤を使用しています。